米共和党は医療保険制度改革法(ACA、通称オバマケア)の補助金延長に関する上院採決を数日後に控え、代替戦略で一致できていない。一部の共和党議員は有権者の反発を懸念している。上院は今週、医療保険補助金を3年延長する民主党主導の法案を採決する見通しだ。上院共和党指導部は政府機関閉鎖を終わらせる条件として、この採決を行うことに同意していた。民主党案は可決の見込みがなく、補助金が失効して来月から数百万人の医療費が上昇するリスクが高まっている。共和党は代替案でまとまりきれておらず、延長の是非や方法、保守派が重視する医療詐欺などへの対処法を決めかねている。一部の共和党議員は、医療保険が政治的な弱みになりつつあることへの懸念を強めている。共和党は長らくオバマケアの廃止を訴えてきたが、独自の医療保険計画では合意に至っていない。