米IBMは8日、データストリーミングプラットフォームを手掛けるコンフルエントを約110億ドル（約1兆7100億円）で買収することで合意したと発表した。IBMはコンフルエントに1株当たり31ドルを支払う。ウォール・ストリート・ジャーナル（WSJ）は7日夜、両社が買収交渉の最終段階にあると報じていた。5日時点の時価総額はコンフルエントが約80億ドル、IBMが約2900億ドルだった。8日午後の米株式市場でコンフルエント株は前営業日比29％余り急伸し、29.92ドル近辺で取引されている。一方、IBMは約0.5％高で推移している。コンフルエントは大規模な人工知能（AI）モデルで使用されるリアルタイムデータストリームの管理を支援する技術を提供。AIブームを背景に小売り、テクノロジー、金融サービスといった分野の企業から同社の技術への需要が高まっている。