ドナルド・トランプ米大統領の顧問弁護士だったアリーナ・ハバ氏が8日、ニュージャージー州の暫定連邦検事を突如辞任した。連邦控訴裁判所は1週間前、同氏が違法に職務に就いていると判断していた。ハバ氏は辞任を表明する声明の中で、国内各地の連邦検事に助言する司法省の新たな役職に就くとし、反発する姿勢を示した。地元ニュージャージー州の暫定連邦検事を退任する今回の判断は、第3巡回区連邦控訴裁判所の判決を受けたものとなる。トランプ政権はハバ氏が暫定連邦検事に就くためにさまざまな対応を打ち出していたが、3人の判事は全員一致でこれを退けた。トランプ政権は上院の承認プロセスを回避して各地の連邦検事局トップに検察官を配置しようとしているが、今回のハバ氏の判断はこれに失敗した最新の例となる。
トランプ氏の元顧問弁護士、NJ州検察トップ辞任
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