ドナルド・トランプ米大統領は1年前の大統領選ではフロリダ州で勝利し、ホワイトハウスに復帰した。同氏は9日のマイアミ市長選でも、有権者の判断を決定づける存在となっている。市長選では共和党候補のエミリオ・ゴンザレス氏と、マイアミ・デイド郡のコミッショナー(郡トップの執行役)を務めたアイリーン・ヒギンス氏が決選投票に臨む。マイアミ市長選は民主党が2024年選挙の惨敗から立て直しを図る中で、全国的な注目を集めている。同党が勝利すれば、来年の中間選挙を前にさらに自信を高めることにつながる。また、かつて大統領選で激戦州だったフロリダが完全に手の届かない地域ではないと一筋の希望を示すことになる。一方の共和党は30年近く市長職を支配しており、有権者には「マイアミを赤色(共和党の色)に維持」よう呼びかけている。同党からはロン・デサンティス州知事やテキサス州のテッド・クルーズ上院議員など、有力者がゴンザレス氏を支持している。またトランプ氏の顧問たちも、同氏による選挙への関与が支持者の投票意欲を高めるとみている。
マイアミ市長選、トランプ氏に存在感 9日決選投票
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