Photo by Yuuki Ohki
元テレビ朝日アナウンサーで現在は旅行会社に勤務する大木優紀が、2026年の夏休みを親子で有意義に過ごすヒントをお伝えします。親子でニューヨークに1カ月滞在して学んだこと、使った学費・住居費・食費も詳細リポート!節約を心がける中で、惜しみなくお金をかけた対象とは?(令和トラベルNEWTリサーチ統括 大木優紀)
早め早めの行動が吉!
親子で「戦略的休暇」のススメ
子育て中の親の皆さん、今年も1年、大変お疲れ様でした!早速ですが、「2026年の夏休みと子どもの過ごし方」について話をさせてください。
「はい?何のこと??」と思われるかもしれません。しかし、実は人気のサマースクールは年明け早々から申し込みが始まるものも少なくありません。そこで今回は私自身の体験を通じて、来年の夏を「戦略的休暇」にするためのヒントをお伝えします。
私がテレビ朝日を退社し、現在の令和トラベルに参画した22年の夏。最初に実行したのが「母子でのニューヨーク1カ月滞在」でした。
アナウンサー時代はレギュラー番組もあったことから、子どもの長期休暇に合わせて働き方を大きく変えることは困難でした。しかし転職を機に、1年度内で最大2カ月間時短勤務が可能な人事制度を活用し、長年の憧れだったニューヨークでの生活を実行に移したのです。
子どもの夏休みは
細々した予定調整で親が疲弊…
多忙な共働き家庭ほど、子どもの長い夏休みをどう埋めるかに頭を悩ませます。国内旅行、夏期講習、サマーキャンプ、祖父母に預ける……そうした小さな予定をパズルのように組み合わせる調整だけで疲弊するものです。
そこで私は発想を転換しました。1カ月の大きなブロックで予定を組んでしまうのです。その方が、親の労力も、トータルコストも最適化できるのではと考えました 。
もちろん、工夫は必要です。メリハリ節約術は後述しますが、まず大切なのは目的を明確にすること。(1)親子のリフレッシュ、(2)子どもへ非日常体験の提供、(3)私自身も自己投資し自己研鑽に励む、を据えました。







