「転勤はできますか?」本当は嫌だけど、面接でこう聞かれたらなんて答えたらいいのでしょうか?
『ありのままの自分で、内定につながる 脇役さんの就活攻略書』は、特別な経歴や夢がなかった“普通の就活生”である著者が、1000冊以上の本を読み込み、自分に合った就活メソッドを築き上げ、食品大手を含む22社から内定を獲得した実体験をもとにした、どんな学生でも内定に近づく一冊です。「自己PRで話せることがない」「インターンに参加していない」といった就活に不安を抱く学生と、そっと背中を押したい保護者に読んでほしい就活戦略が満載です。今回は、「転勤はできますか?」に対する一瞬で内定をとる人の答え方について著者である「就活マン」こと藤井氏が特別に書き下ろした記事をお届けします。

面接Photo: Adobe Stock

転勤できる人は思いっきり伝える

特に総合職を志望する場合、全国転勤のある企業は多いです。そこで聞かれるのが「転勤はできますか?」という質問。

これに対して、転勤ができる人はどのように答え、逆に転勤したくない人はどのように答えるのが正解なのでしょうか。

まず、転勤できる人は思いっきり動けることを伝えてください

ただ「はい、可能です」と伝えるよりも、「北海道から沖縄までどこでも行きます!都会でも田舎でも順応できます!」と答えた方が良いです。

結局は同じ意味なのですが、伝え方1つで面接官からの印象は違います。

そもそも転勤というのは、企業視点で考えると必要なことです。北海道で誰かが辞めてしまったら、その枠を埋めないといけない。その時に転勤ができる人がいればお願いしやすいのです。

転勤可能というのは、その就活生が持つ1つの武器です。思いっきり活かしましょう。

就活で嘘をついて良いのは「志望度」だけ

では一方で、転勤したくない人は面接でどのように伝えれば良いのでしょうか

まず一番の間違いは、嘘をつくことです。「とりあえず転勤できると言って、入社後にやっぱりできないと伝えれば良いや」と考えている人がいますが、これは入社後の評価が下がりますし、企業にも迷惑がかかるのでおすすめできません。

就活は自分に合う企業に入社することが唯一の正解なので、嘘をつかずに正直に話すことが大切です。

唯一嘘をついて良いと考えているのは志望度の高さで、「弊社は第一志望ですか?」という質問には、すべて「はい!」と答えていました。仮に「第25志望です!」なんて答えたら絶対に受からないからです。

この前提を踏まえると、転勤ができない場合は次のように答えるしかありません。

「大変申し訳ございません。私は地元を離れたくないので、これだけは譲れない条件として、転勤は難しいです。」

こう伝えたうえで不採用になるなら、その会社は転勤できる人が今年は欲しかったと素直に諦めましょう。自分が譲れない条件に関しては妥協しないことが大切です。

あなたの就活を心から応援しています。

(本記事は『ありのままの自分で、内定につながる 脇役さんの就活攻略書』に関連する書き下ろしです