そもそも野良猫の数が多いから?
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そもそも野良猫の数が多いから、こういう事態が起きると思っている人も多いかもしれません。無秩序な餌やりなどにより、野良猫が大量に増えたことが社会問題となった時期もありました。
しかし現在は、去勢や不妊手術を行ったうえで餌やりを行う「地域猫」が増え、「保護猫」活動によって野良猫は減少傾向にあります。
野良猫というと、人間が飼っていた猫を飼いきれずに捨てたりとか、新たに生まれた猫を捨てたりといった印象ですが、そうした猫たちが代を重ねている場合は、もはや“野良”ではなく“野生”に近い存在といえます。
クマとニホンオオカミの関係性
2025年は、世相を表す「今年の漢字」に「熊」が選ばれるほど、クマに翻弄された年でした。クマの場合は野良ではなく、野生です。クマは山中の食物連鎖の頂点に立つと思われがちですが、実はそうでもなかったようです。かつて食物連鎖の頂点には「ニホンオオカミ」が君臨していましたが、人間に駆除されてしまったため、クマがその代わりとなったという説があります(諸説あります)。
意外に思うかもしれませんが、猫は都市部においては食物連鎖のかなり上位に位置しています。猫と覇権を争うのはカラスぐらい。猫もカラスもゴミをあさることで嫌われていますが、一方でネズミを狩るという大事な役目も果たしています。







