それをベースにしたうえで、次に負荷がかかったときに血圧を測り、そのときに基準値からどれくらい数値が上がるのかを把握します。たとえば、運動後や食事後、エキサイトしたときや寒い環境に行ったときなどが「負荷がかかったタイミング」に該当します。
何も負荷がかかっていない状態の基準値と、負荷がかかったタイミングの2つの血圧を把握しておけば、突然死を招くような心臓血管疾患になりやすいかどうかが、ある程度わかるのです。
血圧が高くなる刺激を
意識して減らす工夫をする
先ほどふれたように血圧には収縮期と拡張期があります。「拡張期高血圧」というのはどのタイミングで測定しても、「下」が90以上あるケースで、この場合は問答無用でハイリスクです。投薬による管理や生活習慣の改善が必要です。
『血管と心臓 こう守れば健康寿命はもっと延ばせる』(天野 篤、講談社)
一方、「収縮期高血圧」は負荷がかかったときに、「上」が140以上になるケースです。この数値は、負荷がかかっていない平穏時には正常の範囲まで低くなる人もいれば、高いままの場合もあります。
高いままの人は、やはり降圧薬の服用でのコントロールや生活習慣の改善が求められます。平穏時に数値が下がる人であれば、意識して負荷がかかるような刺激を減らす工夫をすることで投薬だけで管理できるようになります。
このような自分のタイプを把握するためにも、負荷がかかっていないとき、負荷がかかっているときの2つのタイミングでの血圧測定が大切なのです。
タイプが把握できれば突然死のリスクもわかりますから、予防のための対策が図れます。せっかく毎日血圧を測っているなら、より効果的な測定を実践しましょう。







