・ゲームの要素を盛り込む:健康のための行動をゲームのように楽しむ。例えば、皿洗いが終わるたびにプランクチャレンジ(体重を使って手軽にできる体幹トレーニング)をして、事前に作っておいた運動メニューのビンゴカードを塗りつぶしていくなど。

・ほかの人を巻き込む:例えば、友人や家族をフィットネスクラスに誘ったり、屋外を散歩しながら誰かに電話をかけたりするなど。

 なお、連休中に旅行へ行く場合には、移動中に時間ができたらこまめに体を動かし、水分を十分に取り、交通ダイヤの乱れの影響で不安が生じないように余裕をもって行動することが大切だという。

ゼロか百かという考え方はたいていうまくいかない

 Harden氏は、ウェルビーイングを運動や栄養のみで考えるのではなく、それ以上の視点で捉えることを勧めている。

 同氏によると、ウェルビーイングには六つの側面があるとのことだ。六つの側面とは、幸福、心身の健康、親密な社会関係、生きがいと目的、人格と美徳、物質的・経済的な安定だ。

 そして同氏は、「連休中は身体の健康のために充てる時間やその他のリソースは減るかもしれない。しかし一方で、親しい人とのつながりや社会関係を意識する機会は多くなるのではないか」と述べている。

 最後に同氏は、「連休中に限らず普段の生活についても当てはまることだが、健康的であるためには1日たりともルーティンから外れたら失敗だとは考えないことだ。ゼロか百かという考え方はたいていうまくいかない。

 自分の目標や状況、あるいはリソースに見合わない期待を抱くことで、かえって生きづらさを感じるようなことは避けるべきだ。健康のためのチェックリストをあまり盛り込み過ぎない方がよい」とアドバイスしている。(HealthDay News 2025年12月7日)

https://www.healthday.com/health-news/nutrition/healthy-routines-can-stay-on-track-even-during-holiday-chaos

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