人気動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」を運営する中国の字節跳動(バイトダンス)は、米国で新たな合弁会社を設立するため、投資家グループと正式な契約を結んだ。国家安全保障上の懸念から米国でのアプリ禁止を回避するための取引を完了させる取り組みの一環だ。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が確認した社内メモで明らかになった。TikTokの周受資最高経営責任者(CEO)はメモの中で、新合弁会社「TikTok USDS Joint Venture LLC」の持ち分比率について説明した。新規投資家のコンソーシアムが50%を保有し、その内訳は、米企業向けソフトウエア大手オラクルとプライベートエクイティ(PE)投資会社シルバーレイクがそれぞれ15%となる。字節跳動の既存投資家の関連会社は30.1%、字節跳動は19.9%を保有する。