人生は思うようにいかないことばかり。
努力しても報われない日もある。
誰にも理解されず孤独を感じる夜もある。
それでも、人は小さな言葉で再び立ち上がることができる。
そんな「人生を豊かにしてくれる言葉」を集めたのが
『自分に自信が持てません 生きづらさがほどける50の言葉』(いれぶん)だ。
あなたの悩みをきっと解決してくれる言葉があるはず。
耳を澄ませて読んでほしい。

言語化がうまい人は、言語化がへたな人と何が違うのか?Photo: Adobe Stock

言葉はいつも行動の後からやってくる

「本当はやりたいことがある」。でも、言葉にしようとすると曖昧になり、うまく表現できない。結果として「やりたいことなんてないのかも」と落ち込んでしまう。

 言葉にできないのは「ない」からではありません。まだ形になる前の芽の段階だから、はっきりしないだけなのです。心の奥のもやもやは、可能性のサインでしかありません。

 最初から明確に言葉にできる人はよっぽどの少数派でしょう。これは知っておいてほしいのですが、アーティストも起業家も、最初は「なんとなく好き」「少し気になる」から始めています。経験を重ねる中で、後から言葉が追いついてくるのです。

 大切なのは、今はっきりさせることではなく、動きながら形にしていくこと。
「なんとなく興味がある」ことに触れてみる。「ちょっとやってみたい」ことに手を伸ばしてみる。その積み重ねの中で、心の輪郭は少しずつ明確になります。

 わたしは人前で話をするのが、大の苦手でした。
 考えていることや伝えたいことを言葉にすることができないのです。

 学生時代はその機会を全部避けてきました。
 社会人になっても、当然ながら苦手なままです。
 話すことに苦手意識があったのに、なぜか営業職を選んでしまったわたし。
 社会人となっては、その苦手を避けて通ることができません。

 それでも、自分の考えていること、心の中で思っていること、伝えたいことをアウトプットして言葉にすることを繰り返していくうちに、気がつきました。
 実は、以前のわたしの考えは、言葉にするにはぼんやりしすぎていたのです。
 言葉はいつも行動の後からやってきます。だから無理に言語化できなくても大丈夫。

 もやもやの中でも動き続ければ、言葉は自然と磨かれ、はっきりとしたものとして出てくるようになります。言語化がうまい人は、ただ行動してきた量が多いだけなのです。

言葉は後からついてくる
動いた先にしか本当の答えはない

※本稿は、『自分に自信が持てません 生きづらさがほどける50の言葉』(いれぶん)より一部を抜粋・編集したものです。