
北海道別海町
「野付産ほたて」
再び中国への輸出が禁止された日本の海産物。特にホタテは、中国政府による禁輸措置が行われた2023年以降、ふるさと納税の返礼品として定番となった。中でも人気が北海道別海町の「野付産ほたて」だ。
高級寿司店や一流レストランでも使われる、旨味と甘みが強い天然物のホタテをマイナス40度で急速冷凍することで品質を保って提供している。サイズは不ぞろいだが品質には影響なく、冷蔵庫で解凍して刺身でも食べられる。量によって寄付額が選べるのも嬉しい。
別海町では、野付半島の自然保護や水産振興にふるさと納税を用いる。実は野付半島は、地球温暖化による海面上昇や地盤沈下で、100年後には消滅するとまで言われている。北海道の自然を守るためにも検討してみたい。
ポイント付与廃止後も使える
とっておきの裏技とは?
さて、最後になったがポイント付与廃止後も使える、とっておきの裏技を伝授しよう。
ふるさと納税ポータルサイト「ふるなび」では、電子マネー「ふるなびマネー」のスタートに合わせて、26年2月1日までチャージ額の5%分が上乗せされるキャンペーンを実施している。実際にこれを活用してふるさと納税を申し込んだ体験者からは、「返礼品の決済時にチャージと付与が一貫してできるので、シンプルに5%値引きになる」といった声が寄せられている。しかも上限がない。ふるなびマネーの有効期限は5カ月なので、今年分だけでなく来年分も行うといいだろう。
なお、ふるさと納税によるポイントの付与は廃止されたが、貯めたポイントやマイルでふるさと納税の寄付を行うことは禁止されていない。VポイントやANAなどは余ったポイントやマイルでのふるさと納税寄付を促しているので、使い道に困っている人は利用してみよう。
また、クレジットカードの支払い額に応じて付与されるポイントも禁止にはなっていない。ただし、ふるさと納税がポイント還元の対象外のクレカもあるので、事前に確認しよう。
冒頭でも述べたが、ふるさと納税は今後も規制が強化される可能性がある。また、本記事で紹介した返礼品も売り切れなど何らかの理由で変更されるケースもあるので、最新情報はご自身でチェックしてほしい。







