香港国際空港第1ターミナル「Kyra Lounge」HPより
「円安だし物価高だし、飛行機で旅行なんて…」という人に、「攻めの節約術」としてオススメなカードがある。世界1800カ所で特典が使える「プライオリティ・パス」だ。クレジットカードの特典として付帯していることもあり、ポイ活をしている人にもぴったり。実際にどれほどコスパがいいのか、対象の中でも特におすすめの空港ラウンジなど7カ所と、特にお得になる付帯クレカ5選を紹介しよう。(ライター 前林広樹)
エコノミークラスでも
空港ラウンジを使える裏ワザとは?
「空港のラウンジ」に憧れる人は多いだろう。限られた人だけに許された空間で、フライト前後の時間を有意義に過ごせるからだ。一般的にエアラインのラウンジは、ファーストクラスやビジネスクラスか、ANAやJALなと大手航空会社のマイレージ上級会員が使える権利を持つ。「エコノミークラスの自分は縁がない…」と考える人が多いかもしれない。
しかし実は、エコノミークラスでもラウンジを使う方法がある。中でも筆者が最も手軽でコスパがいいと思うのが、「プライオリティ・パス」を使うことだ。
プライオリティ・パスとは、世界145カ国の空港ラウンジやレストランなど1800カ所以上でのサービス無料または割引料金で利用できる仕組み。通常プランは3種類、利用頻度と年会費で好きなものを選べる。
1. スタンダード:年会費99ドル、ラウンジ利用料金1回35ドル
2. スタンダード・プラス:年会費329ドル、ラウンジ利用10回まで無料、それ以降は1回35ドル
3. プレステージ:年会費469ドル、ラウンジ利用は無制限で無料
※同伴者はどのプランでも各回35ドル
スタンダード・プラスは約5万円、回数無制限のプレステージだと約7万2000円するので決して安くはない。しかし、このプライオリティ・パスを“無料”で手に入れる裏ワザがある。「クレジットカードの付帯」を狙うのだ。
プライオリティ・パスで使えるラウンジは、ビュッフェ形式の食事やマッサージチェア、シャワーなど充実した設備のラウンジが非常に多い。快適でリッチな気分を味わえるので、旅の満足感が格段に上がること間違いなしだ。
次ページでは、特典対象のおすすめ空港ラウンジなど7つと、クレカ付帯の裏ワザ5選を紹介しよう。







