豪華なディナーではあるものの、決して過度な贅沢をしないのがさんま流である。

 ゲストが高級シャンパンを持ち込んだりすることはあるものの、ワインは基本的に1500~2000円程度のものを現地で調達。さんまも赤ワインに氷を入れて「うまい、うまい」と飲んでいる。

さんまに一切遠慮なし!
豪華すぎる年越しパーティ

 新年のカウントダウン、さんまは我々が用意したパーティグッズを身にまとって祝う。

「名言やわ~」明石家さんまも大感心!所ジョージが怒った妻に返した「さりげないひと言」人間・明石家さんま』(吉川圭三、新潮社)
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 たとえば2024年の年越しは「バナナの着ぐるみ」だった。かつては「バカ殿様」「売れないコメディアン」「アラブの石油王」などの扮装も喜んで着ていた。遠くで年越しの花火が打ち上げられ、それをバックにさんまがポーズをとると、参加者のカメラが一斉に向けられる。

 日本ではなかなか見られない光景だが、ファンでもなければ仕事だけの付き合いでもない気の置けない仲間たちは、さんまに遠慮ない言葉を浴びせる。

 たとえば、トークの勢い余ってさんまが食べ物を吹きこぼしたりすると、浅田美代子がすぐ反応する。

「きたな~い!さんちゃん、ちゃんと拾いなさいよ」

「ごめんごめん、そんなに怒らんといて」

「そのTシャツも汚れちゃってる。自分で洗濯しなさいよ」

「はい」

 ――こんな感じである。「さんま御殿」の当主は、決して最高権力者ではない。さんまが怒られたり、自ら汚した場所を掃除させられたり、というのも当たり前なのだ。

 とはいえ、食事のあとはさんまのオンステージとなる。みなが集まったリビングで、彼が中心となり、歓談の時間が始まるのである。

 いや、歓談なんて生やさしいものではない。音楽を大音量でかけて踊りまくるかと思えば、どんなゲストも「笑いのネタ」にしての爆笑トークが火を噴く、まさしく「南半球の踊りまくりのさんま御殿」である。

 とにかく抱腹絶倒、爆笑のオンパレードである。合いの手を打つのも、正真正銘の芸能人たちなのだから、会話のキャッチボールもテレビ顔負けだ。

 さんまが、

「あぁ、気持ちええなあ~、好きな仲間と美味いワイン。もうこのままホンマの家族やったらええのになぁ~」

 などと言うと、浅田ほか全員から罵声が飛ぶ。

「え~、さんまさんと毎日ここで~!?騒々しくて慌ただしくてしょうがないわよ」

「そうそう、毎日なんて苦行よ、苦行!」

 などといった風に。

 さんまも「アカンのかぁ~」などと言いつつ、辛辣な女性たちの声に意外とうれしそうだ。楽しく、かつ温かい空気がそこには流れている。