4月から新生活が始まり、ひとり暮らしを始めた人も多い時期。子どもが、家を出て、「ちゃんと食べているかな」と気になっている親御さんも少なくないでしょう。実際、いざ自炊を始めようと思っても、「何から始めればいいのかわからない」「続けようと思ったのにうまく回らない」という人は多いもの。そこで今回は、令和の自炊バイブルとして版を重ねる『てんきち母ちゃんのはじめての自炊練習帖』(ダイヤモンド社)の著者“てんきち母ちゃん”こと井上かなえさんに、自炊初心者でも無理なく自炊を続けるためのヒントを伺いました。(取材・構成 ダイヤモンド社 書籍編集局 井上敬子)

【ひとり暮らしのコツ(5)】「余った野菜どうすればいい?」への母の答えが実用的すぎた!Photo: Adobe Stock

冷蔵庫に眠る2週間前に買ったキャベツ。どうすれば?

ひとり暮らしの自炊って、作ること以上に難しいのが、「買った材料を使いきる」ことかもしれません。

作りたいレシピを作るために、材料をいろいろ買ったはいいけれど、全部は使い切れない。冷蔵庫の奥に少しだけ残って、気づいたら古くなっている。
そんなことが多いと、材料をムダにすることに罪悪感を感じて自炊をやめてしまう人も多いと思います。

娘がひとり暮らしを始めたころ、「2週間前のキャベツがまだあるんだけどどうしたらいい?」と連絡がきて、「お味噌汁にしたら?芯の近くもうすく切っていれちゃえばいいよ」と返したことがありました。

うちでは「野菜が余ったらとりあえず味噌汁に放り込んどく」のが普通(笑)。

でも、このやり方は、実は初心者の自炊にはすごく向いていると思います。

残り野菜の使い道を毎回あれこれ考えるのって、意外と負担が大きいんです。
でも、「迷ったら味噌汁に」と決めておけば、かなりラクになります。
玉ねぎの残りでも、にんじんの切れはしでも、しなびた青菜でも、とにかく味噌汁に入れてしまう。そうすれば、ちゃんと一品にもなるし、材料も片づきます。

しかも、ごはんと味噌汁があるだけで、一食としての形ができますよね。
おかずが少なくても、なんとなくちゃんと食べた感じが出ます。

味噌汁はたくさん作って数日置いておくのもいいと思いますが、作った味噌汁の扱いには注意も必要です。
常温で置いておくのはちょっと危ないから、必ず冷蔵庫に入れて保存してください。
冷蔵庫が小さいと鍋ごと入れにくいこともあるので、味噌汁はタッパーに入れて保存し、それを一食分ずつカップなどに注いでレンジなどで温めて食べるといいでしょう。必ず2~3日で食べきるようにしてくださいね。

拙著「はじめての自炊練習帖」では、ほかにも材料を使いきるためのいろいろなコツを載せています。ぜひ参考にしてくださいね。

*本記事は、「1週間1500円で毎日おいしい! てんきち母ちゃんの はじめての自炊 練習帖」の著者に、本書の読みどころと自炊のコツをお聞きしたインタビューです。