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「もっと自分に向いてる仕事があるはずだ」「仕事が辛いのはやりがいのない業務をしているからだ」――。確かに、好きなことや興味があることを仕事にする」は一見すると理想的に見えます。しかし、実はその願望があなたを不幸にするかもしれません。最新の研究で判明した、自分の仕事に熱意を持っている人ほど直面しやすい残酷な現実とは?なぜやりがいを求めると“幸せ”から遠ざかるのか。すべてのビジネスパーソンが知っておくべき「天職の罠」を解説します。(文/心理学者・立正大学客員教授 内藤誼人)
天職を見つけた人を
待ち受ける“不幸”
自分の夢が叶い、自分がやりたかった企業に就職できた人はとても幸せで、毎日の仕事に嬉々として取り組むはずだ、と思われるかもしれません。
小さな頃から、自分がずっとやりたかった仕事であれば、仕事に意義を感じることもできるでしょうし、相当に高い意欲を持って仕事に臨むでしょう。仕事の手抜きなども絶対にしないでしょうし、人並み以上の努力も厭わないはずなので、結果として成功する可能性も高くなるはずだ、と思われるかもしれませんね。
ところが現実には、そのようなことにはならないのです。
何とも不条理な話ですが、「やりがいのある仕事」に就いてしまった人ほど、残念な目に遭うことも少なくありません(もちろん、絶対に必ず不幸になるというわけではありません)。
年末年始休暇中に自分のキャリアを振り返って、今の仕事について「やりがいがあるか」を考えた人も少なくないでしょう。今回は、仕事にやりがいを求めてしまうことのリスクについて、心理学の研究に基づいて説明していきます。







