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飲酒運転による交通事故や死亡事故を大幅に減らすことを目指す新技術が登場している。
業界関係者や支援団体は開発中の技術について、長年の停滞期間を経て、飲酒運転で起こる死亡事故との闘いに再び前進を約束するものだと述べている。
しかし、これらの取り組みには普及を妨げる要因がある。この技術に対する信頼度がまだ十分とは言えないのだ。一部のドライバーは、飲酒の検知システムが車を制御しすぎるのではないかと懸念している。例えば、車のエンジンを止めたり、そもそもドライバーがエンジンをかけられないようにしたりする機能などだ。
懐疑派は特に誤検知の可能性を懸念している。もし運転に支障がないのに、システムが支障があると判断したらどうなるのか。
米保険業界の非営利団体で、車両の安全研究を行う全米道路安全保険協会( IIHS)の研究担当バイスプレジデント、チャック・ファーマー氏は「メーカーが販売用の車両に搭載するのを妨げている唯一のものは、誤作動しないかという懸念だ」と述べている。
取り組みの活性化
1980年代には推進派による活動で飲酒運転対策が本格的に前進し始めた。当時の米国では年間約2万人が飲酒運転にからむ交通事故で命を落としていた。「飲酒運転根絶を目指す母親の会(MADD)」による取り組みが法改正を促し、死亡者数を約半分に減らすのに貢献した。
だがその後は勢いが衰え、死亡者数は減らなくなった。連邦政府のデータによると、2011年から2020年の間、飲酒運転事故の死亡者数は年平均1万500人と横ばいだった。







