筑波大図書館情報メディア系准教授の落合陽一 Photo:SANKEI
多岐にわたる分野で活躍する
メディアアーティストの落合陽一
東京・荒川区にある中高一貫の私立男子校だ。東京大などの難関大に多数が進学していることから、多くの学者・研究者を輩出している。
卒業生の進路は、理系6:文系4の比率だ。しかし、理系・文系の枠を超えて活躍している気鋭の研究者がいる。筑波大図書館情報メディア系准教授の落合陽一で、人気絶好調だ。
落合陽一は、小説家・ジャーナリストの落合信彦(都立両国高校定時制卒)の長男として1987年に生まれた。開成高校を経て筑波大情報学群情報メディア創成学類を卒業、東大大学院学際情報学府修士・博士課程を修了した。2017年には筑波大准教授に就き、筑波大学長補佐も務めた(19年まで)。
以降、学者・研究者、メディアアーティスト、作家、ベンチャー経営者など多岐にわたる分野で活躍している。最近では、AI技術の社会実装を目指し、メディアアートと計算機科学を融合させた「デジタルネイチャー」という概念を提唱している。
25年の大阪・関西万博のテーマ事業プロデューサーを務め、シグネチャーパビリオン「null2(ヌルヌル)」をオープンさせた。「null」とは、コンピュータープログラミングの用語で「何もない」という意味。内部は日本最大規模のLEDシアターになっていた。入場者は、生成AI(人工知能)で作られた映像を楽しんだ。万博ではこのパビリオンが大人気だった。
いくつもの肩書を持つ落合は、政府の各種委員会の委員も務めている。著作物も多く、テレビなどメディアに頻繁に出演、ネット上にもよく登場する。まさに「時代の寵児」になっている。







