具体的なサイン:聴覚と感情の変化

皆さんの日常でも、以下のようなことが起きていないかチェックしてみてください。

1.音や光に過敏になる(物理的な刺激)
普段は気にならない生活音が、急に不快に感じられることがあります。

時計の「カチコチ」という秒針の音が気になって眠れない
エアコンの音や冷蔵庫のうなり音が耳障り
蛍光灯の音が気になる

これらは普段も聞こえているはずの音ですが、気になり始めたらRASが正常に働いていない、つまり「脳疲労がかなり溜まっているサイン」です。

2.感情のフィルターも機能しなくなる(精神的な刺激)
物理的な刺激だけでなく、感情面でも同様のことが起こります。

 人からの些細な一言が流せない
ちょっとしたことで激しくイライラしたり、涙が出てきたりする 

普段なら「まあいいか」と流せるようなことでも、大きく受け止めてしまい感情処理ができなくなる。これも脳のフィルター機能が低下している証拠です。

対処法:脳を休ませよう

もし、「普段気にならないことが気になる」「些細なことで感情的になる」といった症状が出てきたら、あなたの脳は休息を求めています。うつ病の一歩手前である可能性すらあります。対処法としては、とにかく脳を使わないようにすることです。

仕事を減らす、休みを多めにとる
「ぼーっとする」時間を意図的につくる
情報のインプット(スマホやPC)を減らす

まずは「自分は今、疲れているんだ」と自覚して、脳をほぐしてあげてください。それでも症状が続き、辛い状態が改善しない場合は、精神科の受診も検討してみてください。

※本稿は『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)の著者による特別原稿です。