原油の公式価格は今のところ落ち着いた状態にある。しかし、米国のベネズエラに対する攻撃は、制裁対象の原油が取引される闇市場とその最大の顧客である中国にとって圧力となっている。国際的な標準油種の北海ブレント原油は1バレル=約63ドルで取引されており、ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領が拘束されて以降の上昇幅は3ドル未満にとどまっている。ベネズエラからの追加供給の一部は既に原油先物価格に織り込まれているが、現物市場に影響が表れるまでには時間がかかるだろう。ベネズエラで政権移行が円滑に進んだとしても、放置されてきた同国の石油インフラを修復し、生産量を引き上げるには少なくとも数年を要するとみられる。
中国による「闇市場」での原油調達、より困難に
欧米の取り締まり強化の影響が公式価格に波及か
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