値段が安かったから、有名ブランドだったから――そんな理由で選んだモノが、意外とすぐに使わなくなったり、何ももたらさなかったりすることはないだろうか。一方で、なぜか何年経っても「買ってよかった」と思える支出もある。お金の使い方に関する世界的ベストセラー、『アート・オブ・スペンディングマネー 1度きりの人生で「お金」をどう使うべきか?』によると、その違いはお金を使うときの「基準」にあるという。(構成:ダイヤモンド社書籍編集局)
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一流は、「自分にとって意味のあるモノ」を選ぶ
買い物の基準を聞かれたとき、あなたは何と答えるだろうか。
「できるだけ安くて、コスパがいいもの」
「有名ブランド」
どちらもよくある答えだ。
だが、こうした何気ないお金の使い方が人生に影響を及ぼす。そう伝えているのが、お金の使い方のベストセラー書籍『アート・オブ・スペンディングマネー』だ。
では、どんな使い方が人生にもっとも響くのか?
本書の答えはシンプルだ。それは「自分にとって意味があるか」である。
本書では、人が誇りを感じる方法には2つあると説明される。
1つは、心の内側から湧き上がる内発的な誇り。もう1つは、他人の評価に基づく外発的な誇り。心理学では後者を「傲慢な誇り」と呼ぶ。
(『アート・オブ・スペンディングマネー』より)
だから一流は、ブランドや安さではなく、自分にとって意味のある買い物かどうかを重視している。自分の成長につながる学び、人生を豊かにするモノ、大切な人との記憶に残る体験--。そこに使ったお金は、あとから何倍にもなって自分に返ってくる。
「本当に幸せな気分になれることを見極め、それにお金を費やす」
それこそが、本書が一貫して伝えているメッセージだ。
なぜ、これを買ったのか? その問いに、自分の言葉で答えられるかどうかが、お金の使い方で人生が豊かになるかどうかの決定的な分かれ道になるのかもしれない。
(本原稿は、『アート・オブ・スペンディングマネー 1度きりの人生で「お金」をどう使うべきか?』(モーガン・ハウセル著・児島修訳)に関連した書き下ろし記事です)





