ついに、「『金持ち父さん 貧乏父さん』以来の衝撃の書」と絶賛されている『JUST KEEP BUYING』の続編『THE WEALTH LADDER 富の階段』が日本上陸。令和のベストセラー『お金の大学』両学長にも大絶賛されている『THE WEALTH LADDER ウェルス・ラダー』についてライターの照宮遼子氏に寄稿いただいた。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)

【富の階段】三流は「自ら抱え込む」、二流は「自力ではい上がる」、では一流は?Photo: Adobe Stock

「自分でなんとかしなきゃ」が危ない!

お金がない。
給料日前はいつもギリギリ。

そんなとき、誰かに相談すればいいのに、なぜか言い出せない。

「自分で何とかしなきゃ」
「人に迷惑かけたくない」
――そう思って、一人で抱え込んでしまう。

親や友人に借金を頼むなんてありえない。

結局、誰にも頼らず、ネットで副業を調べては挫折する。
転職サイトを見ては閉じる。

そうしているうちに、また月末がやってくる。

「自力で何とかしなければ」という思いは立派だ。
でも、助けを求めることは恥ではない。
むしろ、前進するための戦略だ。

お金の世界的ベストセラーの教え

『THE WEALTH LADDER 富の階段』の著者ニック・マジューリはこう述べている。

レベル1(資産1万ドル未満)で苦しんでいる人は、人間関係に頼り、他人に助けを求めよう。
――『THE WEALTH LADDER 富の階段』(P.143)より

本書によれば、資産形成の初期段階にいる人ほど、人間関係という「見えない資産」が重要だという。
お金がないときこそ、頼れる人がいるかどうかで、その後の人生が大きく変わってくる。

実際、ほぼすべての世帯が、人生のどこかで家族や友人からお金を借りた経験があるという。失業、病気、突然の出費――そんな危機的な状況でこそ、人とのつながりが生きてくる。

問題は、多くの人が「頼ること=負けること」だと思い込んでいることだ。
でも実際には、適切なタイミングで適切な人に助けを求める力こそが、生き抜くための鍵になる。

「三流」「二流」「一流」、一体全体、何が違う?

お金に困ったとき、三流は「誰にも頼らず抱え込み」、二流は「自力で這い上がろうとする」。
それに対し、一流は「人間関係という『見えない資産』をフル活用する」のだ。

もちろん人に甘えろという話ではない。
でも、苦しいときに「助けて」と言えることこそ、本当の強さだ。

そうした人間関係を、一流は戦略的に考えている。

いざというとき、支えになってくれる人がいるか。
そして、誰かが困ったときには、自分が支える側に回れるか。

そうした「貸し借り」の関係性を、日頃から意識的に築いている。

自分ひとりで悩んだり、孤軍奮闘したりするほど、選択肢は狭まっていく。
でも「助けて」と言えたとき、意外な道が開けたりする。

人に頼ることを恥だと思わず、必要なときに助けを求められる関係性を築いておくこと。
それこそが、どん底からはい上がるための、最も現実的で確実な道だということを本書は教えてくれたのだ。

(本稿は、『THE WEALTH LADDER 富の階段』に関する特別投稿です。)