株価の乱高下に翻弄され、心が休まらない。
そんなあなたに、とっておきの本がある。「『金持ち父さん 貧乏父さん』以来の衝撃の書」と絶賛されている『JUST KEEP BUYING』『THE WEALTH LADDER 富の階段』だ。いずれも全米屈指のデータサイエンティストが、日本人向けに投資の原理原則を書いた本だ。
今回は、令和の怪物的ベストセラー『お金の大学』の両@リベ大学長に大絶賛されている『THE WEALTH LADDER ウェルス・ラダー』について「今後一切のお金に関する悩みが消えた」と言うライターの小川晶子氏に緊急寄稿してもらった。(構成/ダイヤモンド社・寺田庸二)

高収入の仕事をしながら、賢く投資を続けても到達できない世界。普通の人が「上流階級」ほどの資産を築くシンプルな方法とは?Photo: Adobe Stock

豪邸に住む人はどんな人?

 立派な門構え、手入れの行き届いた広い庭。
 近くを通るたびに憧れの目で見てしまう豪邸が生活圏に数軒ある。

 いま、都内の一戸建てはさほど広くなくても1億円を超える。
 見たところ、広さなどから言って豪邸はその10倍どころではない。
 いったいどんな人が住んでいるんだろう、と思う。
 昔、そういう豪邸に住む子と友だちになり、遊びに行って文化の違いにビックリする……というのを漫画でよく読んだが、現実ではなかなか知り合いになることがない。

 一般に推測されるのは、この地域に昔から不動産などを多く所有している「資産家」なのだろうということだ。
 普通のサラリーマン家庭で育った人が、これほどの家を持てるようになるケースはあるだろうか?

上流階級への階段

 話題のベストセラー『THE WEALTH LADDER』は、資産レベルを6つに分け、富を築く戦略を資産レベル別に解説している。

 憧れの豪邸に住んでいる人は、レベル5もしくはレベル6にあたるのだろう。

 ・レベル1――低所得者階級(資産1万ドル未満)
 ・レベル2――労働者階級(資産1万ドル以上~10万ドル未満)
 ・レベル3――中流階級(資産10万ドル以上~100万ドル未満)
 ・レベル4――上流中流階級(資産100万ドル以上~1000万ドル未満)
 ・レベル5――上流階級(資産1000万ドル以上~1億ドル未満)
 ・レベル6――超富裕層(資産1億ドル以上)
(――『THE WEALTH LADDER』p.31)

 多くの人はレベル2~3あたりにいる。
 ここから、階段を登って資産レベル5に到達するにはどうしたらいいのだろうか。

 著者ニック・マジューリ氏は、「レベル4が最も抜け出しにくい」と言っている。

 レベル2から3へ、レベル3から4へ階段を登るのは、収入を増やし、賢く投資をすることによってできる。
 しかし、レベル4から5へはそうはいかない。
 レベル4世帯の64%は、20年後も依然としてレベル4にとどまっているそうだ。
 20年後にレベル5に到達できるのはわずか8%。
 しかも、レベル4の平均年齢は62歳である。ほとんどの人は、人生の後半にレベル4に到達できるかどうか、というところなのである。
 そこからまだまだ頑張ってレベル5へ……というのが難しいのも当然だろう。

 たとえ職業的に非常に成功し、良い投資をして長期間頑張っても難しいのがレベル5なのだ。

レベル5に到達するには?

 どうすればレベル5に到達できるのかについて、マジューリ氏はこう言っている。

 最終的に高額で売却できる事業を立ち上げるか、参加することだ。
 ただしどちらの場合も、あるものを得ることに尽力しなければならない。
 それは「株式」だ。
(――『THE WEALTH LADDER』p.205)

 成功するビジネスの所有がカギということだ。
 実際、ある調査会社の分析によると、50万ドル以上の裁量所得(基本的な生活費以外に使える自由なお金)がある世帯の63%が自分で立ち上げたビジネス、または他者が立ち上げたビジネスに初期から参画することで収入を得ている。
 残りは、金融投資17%、不動産13%、相続4%、その他3%だった。

 起業には夢がある。同時に、誰もがレベル5を目指せるわけではないこともわかる。
 逆に言えば、正しい戦略さえ持っていればレベル4には到達可能だ。その戦略については本書に詳しく書かれている。

(本稿は、『THE WEALTH LADDER 富の階段』に関する完全書き下ろし特別投稿です。)