「スイーッチョン、おサワ、スイーッチョン」
だが、庄田は、錦織の後釜になることを断っていた。
江藤知事(佐野史郎)は錦織に、庄田に代わる人がなかなか見つからんとこぼしていた。せっかく、錦織はヘブンにも快諾され、校長になることを決意したというのに。
庄田の今後の進路は。仕事は。サワとの関係はどうなる?
庄田が再び、ヘブン邸を訪ねる。
うっとり目を瞑って、縁側で虫の声を聞いているトキ、ヘブン、庄田。
庄田は、特に用件もなく、「お2人にお会いしたくて」「先日お話しできたのがすごく楽しかったので」と言うが、「おサワさんって……」とポロッと気になる名前がこぼれる。
慌てて、用件はとくにないと強調する。
「本当です」
「本当に本当に本当ですか?」
「いや、本当に本当に本当です」
庄田の気持ちを先回りしたトキとヘブンは「スイーッチョン、おサワ、スイーッチョン」とからかうようにささやく。抜群のユーモアセンスだ。
このときのトキとヘブンのコンビネーションがとてもいい。実は、これ、高石あかりとトミーのアドリブだった。ふたりののびのびしたアドリブに濱正悟さんは驚いた。この場面について、このように語っている。
「台本にない『スイッチョン、好いっちょん?』みたいに聞かれるところは高石さんとトミーのアドリブで(*第85回の台本にあるスイッチョンに好いっちょんをかけているらしきセリフがあるため高石とトミーがそれを先取りしたのだろう)、出来上がった映像を見たら、なかなかカットがかからないから、『僕、どうしていいかわかんない』という顔になっていて。僕は困ったとき、こういう顔になるんだなと発見しました(笑)」
サワの進路の鍵(かぎ)を握りそうな庄田を演じる濱正悟さんのインタビューを後日、公開予定です。お楽しみに。









