
「実はランデブーだった?」
サワが来てくれて良かったとフミ(池脇千鶴)が喜んで迎える。
元気そうなサワ。しかも男連れ。なんだかホッとしたのだろう。
「この子(トキ)に飽きたらまた呼んで」とフミが去って、ふたりきりになったトキとサワ。
ようやく、穏やかな気持ちでふたりきりで向き合えた。
急に新聞に記事を載せたことをトキが謝ると、サワは「うれしかったよ、あれのおかげでもっと頑張ろうと思えたし」と応える。
「知っちょるよ。山橋さん(柄本時生)から聞いたけん。新聞見ておサワが目の色変えて頑張っちょるって」とトキは明かす。それでホッとしていたのだろうけれど、ここで言わなくてもいいことをわざわざ言うトキの正直さ。
ヘブンは庄田とふたり、縁側で話している。
「ハンブンジャク」ってあまり聞いたことない名前だとヘブンは思っていたが、それがあだ名であり、本名は庄田多吉であると知ってびっくり。彼こそが錦織の「後釜さん」だったのだ。
それはそうと「どうするんですか?」と英語でこそこそ話しはじめる。ヘブンはサワとの関係が気になっていた。
「いや勉強を教えているだけで」
「え 違うの? あ、勘違い、失礼しました」
などと英語で話している2人にトキとサワは聞き耳を立てる。
でも、ふたりともサワの名前があがったことしかわからない。話の内容はわからないが、サワの話題が出たことはわかる。
悪口なのかいいことなのか、気になる。
トキも、サワと庄田との関係が気になる。
「あのさ もしかして邪魔だった?」「実は今日ランデブーだったんだない?」
そんなことないとサワは否定するが、昼食を食べて散歩して……は、まぎれもない「ランデブー」だとトキは指摘する。
恋バナに花を咲かせてキャッキャしているふたりは、すっかり昔に戻ったようだ。
トキはなみ(さとうほなみ)が挨拶(あいさつ)に来た話をする。トキやなみ自身と違って、サワは1人で頑張ってきっと貧しい地域から出てくるだろう、ダイジョウブだ、と言っていた。「ただひとりで頑張りすぎんでええんだないかね」とトキはサワの背中を押そうとする。庄田といい感じだから、あの人に手を伸ばせば、こっちの世界に引っ張ってくれると思ったのだろう。
トキ、なみ、サワ、3人そろって、経済的に余裕のある男性と結婚することで幸福になる。そんなハッピーロードの可能性が見えている。







