ですが「敵対されるほどの摩擦や反感を生まない」ようにすることはできるのです。
その2割の嫌う人たちが「自分が仕事を進める上でまったく関係のない人」であれば、「割り切って距離をあけ“関わらない”」という選択をすれば良いでしょう。
学生時代であれば自分が好きな人とだけ付き合って、苦手な人とは距離をあけて関わらないという選択ができます。
でも、実際に社会に出れば、そんな都合のいいことばかりではありません。
関わりたくないと思っても、一緒に働いたり、過ごしたりしなければならないのが人間社会の現実です。
2割の「嫌う人たち」があなたの足を引っ張っている
最も恐ろしいのが、実はこのたった2割の「嫌う人たち」の存在こそが、あなたの目に見えないいたるところで“自分の足を引っ張る存在”になるという事実です。
たとえば、自分がどれだけ一生懸命に仕事を頑張っていても、いつも足を引っ張られるような発言をされてしまい企画が通らなかったり、思うような成果につながらなかったり、成果を出したとしても周囲からあまり評価されなかったり……。
こうなると、いくら頑張っていても仕事の成果は出にくくなっていき、仕事のパフォーマンスそのものにも悪影響を確実に与えます。何よりも自分の心が気づかぬうちに疲弊していってしまいます。
こんな状況を招かないためにも本稿で提案するのが、好かれなくても、嫌われたとしても、「敵にまわさない」という考え方です。
たとえば、相手と価値観は合わないとしても、「この人なりに誠実に真剣に向き合って考えている」「意見は違うけれど尊重する姿勢がある」と相手に思ってもらえれば、敵視されにくくなります。
つまり、「敵を作らない力」とは、全員から好かれることを目指すのではなく、自分のことを嫌う2割の人たちを敵にまわすことなく“好きでも嫌いでもない中立的な関係?を目指していくこととも言えるのです。
「でも、そんなふうに周りに気を遣ってばかりいたら、逆に疲れるし、仕事も進まなくなるのではないか」
そう感じる方もいるかもしれません。
でも実際には、敵を作ってしまったことで生まれるトラブルやストレスのほうが、何倍も自分の心をすり減らし、仕事の足を引っ張る原因になります。







