「おはしを正しくもつ」「自分で歯を磨く」「整理整頓をする」「ありがとうを伝える」…など、小学校入学前後にみに知っておきたい93のおやくそくを紹介した書籍『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』が発売された。本書では、生活のきほんや言葉づかい、心の守り方、学校での過ごし方まで子どもたちの毎日に欠かせないテーマを幅広く網羅している。その中からおやくそくの一つとして取り上げられている「時間内に食べ終わるコツ」について取り上げる。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・佐藤里咲)

「小学校生活を楽しめる子ども」の親が入学前に必ずやっていることPhoto: Adobe Stock

給食での意外な落とし穴

小学1年生になり、「何がいちばん楽しみ?」と聞くと、元気よく「給食!」と答える子は多い。
一方で、その「給食の時間」に意外と苦労している子どもも少なくない。
理由のひとつが、食べる時間が決まっていることだ。

小学校の給食は、決められた時間内に「配膳→食事→片づけ」までを終えなければならない。
家のように「ゆっくりでいいよ」「あとで食べようね」とはならない。

そのため、食べるのに時間がかかる子や、量が多いと感じやすい子にとって、給食の時間はプレッシャーになりやすい。

「早く食べなきゃ」「残したらどうしよう」と焦るあまり、楽しいはずの給食が苦手な時間になってしまうこともある。

そのようなことを防ぐために、家庭でも「時間内にごはんを食べる」という経験を親子で重ねておくことが大切だ。

時間内にごはんを食べ終わろう

小学校入学前後に身につけておきたい93のおやくそくを紹介した『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』には、「きめられた じかんで ごはんを たべおわろう」という項目がある。

「小学校生活を楽しめる子ども」の親が入学前に必ずやっていること『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』より引用
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①たべられる ぶんだけ とろう。
②よそみを しないで よく かんで たべよう。
③とちゅうで なんぷん たったか たしかめよう。
④かぞくと いっしょだと じかんないに たべやすいよ。

(『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』p.35)

また、保護者向けのアドバイスとして、「食べるのが遅い子どもには、『食べ始めに◯時◯分までに食べようね』と声をかけるとよいでしょう」といった具体的な声かけも紹介されている。

家庭と学校での生活は、別のものとして考えられがちだ。
しかし実際には、どちらも地続きであり、家庭での習慣が学校生活を支えている。

まずは、「時間内に食べ切る」という小さな目標を、家庭でも意識してみてはいかがだろうか。
その積み重ねが、給食の時間を「楽しい時間」に変えていくはずだ。