「おはしを正しくもつ」「自分で歯を磨く」「整理整頓をする」「ありがとうを伝える」…など、小学校入学前後にみに知っておきたい93のおやくそくを紹介した書籍『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』が発売される。本書は、生活のきほんや言葉づかい、心の守り方、学校での過ごし方まで子どもたちの毎日に欠かせないテーマを幅広く網羅している。同書の刊行に寄せて、ライターの小川晶子さんに寄稿いただいた。(ダイヤモンド社書籍編集局)
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小学校入学前から、賢い子を育てる方法
幼稚園生の息子を連れてお菓子作り教室に通ったとき、そこの先生がいろいろなことを教えてくれた。
パウンドケーキをきれいに焼くには、生地を型に入れたあとトントンして空気を抜いたほうが良い、生地を型に移すとき、ボウルに残っているものは手で集めちゃうと早い(手がきれいなら)などなど。
お菓子作りの話以外にもよく覚えている話がある。
先生のお友だちが実践した「賢い子を育てる方法」だ。
その方は、子どもたちが小さい頃からあることを徹底していた。そのおかげで子どもたちは賢くなり、東大に行ったのだという。
いったい何だろうと思ったら、それは「子ども自身が明日の天気を調べて洋服を決め、着る順番に重ねて準備をすること」だというのだ。
たったそれだけ?
話を聞いて拍子抜けすると同時に、和やかなムードになった。教室に来ているのはみんな幼稚園児ママなので、子どもの大学進学はまだ先のこと。ピンとこないながら、「大変じゃなさそう」なのでホッとした感じがあった。
そんなことくらいで東大に行けるなら、みんな行くわよねぇ。
その場はみんな笑っていたのだが。
自分の子が小学校高学年になった今、この言葉を思い出して「あれはすごいことだったのだな」と思う。
天気に合わせた服を選ぶことは、基本的なことではあるが実際難しいのだ。
小学生の息子に「今日は寒いから上着を着なさい」「雨が降るから長靴にしなさい」と何度言っても「大丈夫!」と言って出て行ってしまうし、足元がビショビショになって風邪をひいたり、気温に合わない服のせいで暑くて疲れていたり失敗ばかり。そもそも自分で着るものを準備することさえままならない。
小さいうちから「自分で天気に合った服を選んで準備をする」のは小さなことだが、一事が万事なのだろう。
こういった習慣の積み重ねが賢い子を育てるに違いないと感じた。
親子で天気にあった服選びについて話してみよう
小学校入学前後から、家庭で良い習慣を93個身につけられる『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』の中には「てんきにあったふくをえらぼう」という項目がある。
『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』より引用拡大画像表示
・あついひは すずしいふくを、さむいひは あたたかいふくを きよう。
・あめのひは レインコートをきて ながぐつを はくよ。
・ひざしが つよいひは ぼうしを かぶろう。
(『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』p.21)
かわいいイラストとともに、わかりやすく伝えてくれている。
「おうちの方へ」には、大人ができるフォローが書かれていて参考になる。
(『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』p.21)
天気にあった服選びのほか、本書にはさまざまな良い習慣作りについて書かれている。一つひとつは小さなことだが決してバカにできない、大切なことだ。親子で少しずつ取り組めたら素敵だと思う。賢く元気な子が育つに違いない。









