見た目も走りも魅力的な
イタリアンスポーツ

 パワーはアップダウンの連なるワインディングでも十分だった。きつめの上り勾配でもストレスを感じさせない。パドルシフトが装備されているので、必要に応じて簡単にシフトダウンすることができる。

 走行モードは3種類。ワインディングを走る場合は、DNAセレクターでD=Dynamicを選択するのがベターだ。走りがより活き活きとするとともに、メーターパネルの表示やアンビエントライトの色も変わる。

 ただし、3気筒モデルゆえに、回したときのエンジン音はどうしてもやや物足りない。3気筒の宿命といえばそれまでだが、何かアルファのブランド性を感じさせる演出があるとうれしい。

 ブレーキは高水準な仕上がりだった。回生していることを感じさせないほど自然なフィーリングに仕上がっていた。一方で、高速道路でACC+車線維持機能を作動しているときに、ときおり左右どちらかの車線に寄っていく傾向が見受けられた。この点は個体差なのだろうか。あらためて確認したいと思う。

 最初に目にしたときから気に入っているスタイリングは、ワインディングでもいっそう映えて見えた。そうなると、せっかくのイケメンを台なしにする日本仕様のナンバープレートが残念でならない。なんとかならないものだろうか……。

 とにかくジュニアは、ワインディングで光る存在である。こんなに気持ちよく走れるとは思わなかった。見た目も走りも魅力的なイタリアンスポーツが誕生した。

(CAR and DRIVER編集部 報告/岡本幸一郎 写真/横田康志朗)

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