株主優待をもらいながら資産を増やしたようこりんを直撃!
2026年の銘柄選びでは「営業利益率」の高さを重視!

――2025年の株式市場で印象に残っていることはありますか?

シゲルさん89歳の“朝2時ルーティン”と、ようこりんの“営業利益10%ルール”に学ぶ、最強の個人投資術個人投資家・ようこりん●2005年から投資を始める。割安な株主優待株を仕込んで値上がり益も狙うスタイルで資産を増やし、現在の資産は1.5億円。愛知県在住の人気投資家ブロガーとして、優待情報などを発信中。

ようこりん デジタルギフトの株主優待の新設が例年よりも多かった年でしたね。例えば、愛知県に本社がある自動車部品メーカーの今仙電機製作所は、財務が健全でいい会社だなと気になっていたんですけど、デジタルギフトの優待を新設。それに、以前の株価よりも安値圏だったので「チャンス!」と思って買っちゃいました♪

――日本初の女性総理が誕生したことも大きな出来事でした。投資スタイルの変化はありましたか?

ようこりん 高市総理が誕生する少し前から、日経平均株価がぐんぐん上がって、史上初の5万円を突破しましたね。私は基本的にバリュー投資家なので、高市さん関連の銘柄や、日経平均株価を押し上げた半導体関連の銘柄は、株価が上がり過ぎていて買いませんでした。そういった話題の株よりも、割安かつ財務がしっかりしていて、魅力的な優待がある企業の株を買うようにしています。

――今年も優待株をメインに投資していかれるのでしょうか?

ようこりん 今年は“新戦略”を考えています!重要視するのは「営業利益率」です。これは、いかに本業で利益を出せているかを表す数字。例えば、食品の製造を主力とする会社が、所有する不動産や土地を売って、その年だけ大きな利益を出したとしましょう。しかし、それは本業で得た利益ではないので、長くは続かず、むしろ今後の経営に不安がある企業といえるでしょう。

 時価総額の大きい有名な会社でも、この営業利益率が1%以下の上場企業は少なくないんです。売上高だけは高いんだけど、在庫を抱えるビジネスモデルということもあるし、人件費や経費が大きくかさむ企業も少なくないことから、利益率が低くなるようです。売上高があっても、営業利益がなかったら意味がないですよね。

――銘柄選びの際の「営業利益率の合格ライン」や、購入基準となる指標などは他にもあるのでしょうか?

ようこりん 営業利益率は10%あれば合格だと思います。本業で得た利益かどうかは、しっかりと確認しましょう。そして、自分にとって魅力的な優待をもらえることが必須。配当金もほしいですが、利回りは気にしません。あとはPERとPBRに割安感があれば購入を検討していいかなと。

――今年はどんな投資テーマに注目されているのでしょうか?

ようこりん 今さらですが、ネットビジネスってやっぱりすごいんです!ネットで完結するから基本的に在庫やリアル店舗は持たないので、営業利益率が高い企業が多い傾向にあります。

――今後は財務指標を重視しながら、銘柄を選んでいく?

ようこりん そうですね。今年からは営業利益率が低い企業の株は売って、利益率が高くて優待ももらえる企業にシフトしていこうかなと。調べてみると割安な企業も多いので、きちんと値上がり益も狙いたいです。

――「優待の達人」というイメージが強いですが、今年は成長が期待できる銘柄を狙うということですか?

ようこりん もちろんです。優待株メインの投資家って「利益はいらない」みたいなイメージがあると思いますが、そんなことはありません!

 ただ、値上がりを狙って買っても上がるかはわからないし、上がったとしても時間がかかる。そうであれば、確実にもらえる優待をもらいながら株価の値上がりを待つしかない。だから、私にとって優待は「保険」なんです。今年は本業で効率よく稼いでいる会社や、これからも業績が伸びるであろうネットビジネスが主力の会社を狙っていきますよ~!

本記事は、ダイヤモンド・ザイ3月号の内容紹介を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で運営しているものではありません。投資は自己責任において行ってください。