「今、仕事で悩んでいることは何ですか?」と聞けば、たいてい「人間関係」と返ってきます。なかでも上司と合わない、上司が嫌いだ、などなど、上司との関係に悩んだり、憤りを感じている人は多いものです。
それもそのはず。上司は「査定」と「決裁」という切り札を持っているわけです。要するに、「あなたの仕事の環境を脅かす影響力を持った人」が上司なんです。そんな人とウマが合わないのは地獄ですよね。
さて、嫌な上司、と一言で言っても、そのタイプは様々ですが、私の経験から大きく3つに分けてみました。
タイプ別「嫌な上司」
の主な特徴
まず1人目は「覇気がない」「頼りにならない」上司。
・心ここにあらずで部下が必死に働いていてもちゃっかり定時で上がる。
・相談しに行ったのに、逆に相談に乗ることになってしまった。
・上に通して欲しいことがあっても、だいたい却下されて返ってくる。
「上司らしいことを何もしてくれないっ!」とストレスがたまるのがこのタイプ。このタイプの特長として、「アフターファイブには驚くほどの力量を発揮する」というのも挙げられるでしょう。
2人目に代表されるキーワードは「ワンマン」上司。
・情熱家で夢とビジョンを持ち、部下思いのよく言えば親分肌ですが、自分の言うことが絶対」と信じて疑わず、頑固。
・感情的。提案事が通るか否かは機嫌ひとつ。
・好きなタイプがハッキリしていてひいきする。
このタイプでありがちなのは、部下の誰もが上司に何の反論もしなくなり、裸の王様になっているケース。このタイプの特長として、飲みにケーションが好きというのも挙げられます。
3人目のお方は「自分の利益しか考えていない」上司。
・手柄は自分、責任は部下。
・上には好かれるが下には嫌われている。
・派手なことしかやらない。
誰だって最終的には自分のために仕事はしているわけですが、この手の上司は自分の目的達成や出世や名声のためなら部下の手柄を横取りすることなど何でもありません。このタイプの特長として、自己防衛のロジックを作るのに長けていて、あっという間に人を丸め込むことです。私感ですが、3タイプの中でこの人の下で働くのが一番きついですね。