同様の傾向は、6位の埼玉県(8.6%)にも見られる。県の公式キャラクターは「コバトン」だが、「さいたまっち」というキャラクターも存在する。さらに深谷市の「ふっかちゃん」や、所沢市の「トコろん」など、各市のキャラクターの知名度も高い。
存在感のある複数のキャラクターが並立することで、誰がメインかはさておき、みんなで都道府県のイメージを高めるというケースも少なくないようだ。
一方、5位の奈良県(8.9%)は、県の公式キャラクターである「せんとくん」の存在感が大きい。
露出の量も認知度の決め手に
新たな取り組みは不可欠
田中社長は、「ご当地キャラクターの認知度は、一度定着すれば安泰というものではない。露出の量や話題性、新たな取り組みなどの対策や管理が不可欠」と見解する。
「公式キャラクターを設けていない地域や非公認キャラクター、企業キャラクターは費用面や、日程面などで都道府県の公式な広報活動に活躍しにくいという一面もある。また、著作権や倫理面などでのリスク管理もつきまとう」(田中社長)。
都道府県の魅力そのものの評価を示す指標ではない「ご当地キャラクター認知度」。しかし、出身地や旅行先の話題で「このキャラがいるところ」と言えばすぐに県名が浮かぶかどうか――その差が、今回の順位には表れている。
今後、新たに存在感を高める都道府県のキャラクターは出てくるのか。ランキングの変化は、地域ブランディングの現在地を示しているといえそうだ。
(フリーライター 西嶋治美)







