5位の奈良県奈良市(9.0%)には、観光協会の公式マスコットとして「しかまろくん」がいるが、県のキャラクター「せんとくん」を思い浮かべる人の方が多いだろう。また、近年は漫画『しかのこのこのここしたんたん』(略称「しかのこ」)の主人公「鹿乃子のこ(通称のこたん)」をイメージする人もいるかもしれない。
東京都葛飾区と聞いて思い浮かぶ
超有名な漫画の主人公
6位の東京都葛飾区(8.1%)では、漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の両津勘吉、いわゆる“両さん”のイメージが定着している。公式キャラクターではないものの、葛飾区を象徴する存在として広く知られている。
7位の愛知県岡崎市(7.4%)も同様だ。非公認キャラクターの「オカザえもん」は、市の公式ホームページにも登場しており、事実上「準公式」のような位置づけにある。派生キャラクターとして「オカザえもんJr.」や「オカザえんぬ(現徳島県東みよし町の非公式キャラクターであり、生まれは愛知県岡崎市)」も知られ、キャラクター群として人気を集めている。
今回のランキングを見ていくと、公式設定の正確さよりも、どのキャラクターが思い浮かぶかが結果を左右していることが分かる。
8位の茨城県水戸市(7.3%)も、市の公式キャラクターは「みとちゃん」だが、かつての「ハッスル黄門(2019年3月に引退)」や、現在も話題に上りやすい「ねば~る君」の印象が先行している。
10位の埼玉県深谷市(7.0%)の「ふっかちゃん」、11位の愛媛県今治市(6.2%)の「バリィさん」など、市区町村単位で成功した例がある一方で、キャラクターの話題性が薄れると順位が下がりやすい傾向も見られる。
田中社長は、「正確に認識されているかよりも、“覚えられ方”がそのまま数字に表れる。勘違いされていても強く印象に残っていれば評価される」と話す。
市区町村のご当地キャラクター認知度は、公式か非公式かに左右されるものではない。たとえ非公式キャラクターであっても、自治体のイメージアップに貢献していることは明らかだ。
>>ご当地キャラ認知度ランキング2025【47都道府県・完全版】を読む
(フリーライター 西嶋治美)







