ヘブンの本を読みながら、錦織は…
ヘブンは錦織がこっそり置いていった虫かごを抱えている。
錦織は自宅にいて、ヘブンの本を読んでいる。革のしおりがはさんであるのは、きっと錦織を「親友」と書いてある一節のページだろう。
咳き込んで、口を覆った手のひらを見ると――。
先週末の予告のカットはここだった。
リーンリーンと悲しい虫の声。
えええこのまま熊本編になってしまっていいの?
制作統括の橋爪國臣チーフプロデューサーのコメントを紹介しよう。
「あの虫かごは船の形をした有名なものです。いまの小泉八雲記念館にも同じデザインのものが展示してあります。
ヘブンが次に書く本の題材には虫がいいと、錦織は虫が苦手にもかかわらず、ヘブンのために虫を飼っていた。ヘブンに持ってきたのも虫に関する本なのでしょう。ところが熊本に行くと聞いて絶望し、彼なりに思うこともあって、あれを玄関先に置いてそっと帰った。あとでそれをヘブンが見つけたのでしょう。そのあとの雨の学校のシーン、錦織が見送りに来ない船着き場と、ふたりはお互い思い合いながらすれ違い続けるという流れになっています」
「錦織は実際どういう思いでヘブンたちの見送りに行かなかったのか、体調が悪かったからか、それ以外の理由なのか、また、彼が本当になりたかったものは何なのかということもこの先、描きます」
「トキとヘブンと錦織はもう一度また会います」
「今後描かれるヘブンとトキと錦織のシーンは、すごくいいシーンに仕上がっています。編集はすでに終わっています。まだ音などはついていませんが、編集の段階でとてもいいシーンに仕上がっています。ご期待ください」
気もそぞろで、来週から熊本編!









