『ばけばけ』第92回より 写真提供:NHK
今日の朝ドラ見た? 日常の話題のひとつに最適な朝ドラ(連続テレビ小説)に関する著書を2冊上梓し、毎日レビューを続けて10年超えの著者による「読んだらもっと朝ドラが見たくなる」「誰かと話したくなる」連載です。本日は、第92回(2026年2月10日放送)の「ばけばけ」レビューです。(ライター 木俣 冬)
「校長だけに絶好調」
「校長だけに絶好調」
ダジャレではじまった第92回。
発したのは司之介(岡部たかし)、それを受けて笑っている錦織(吉沢亮)。
遠くからトキ(高石あかり、「高」の表記は、正確には「はしごだか」)とフミ(池脇千鶴)が白い目で見ている。働いているときはつまらなくてもゆるせたものが家にいるとゆるせなくなってきたと、フミは手厳しい。現代においても、定年後、家にずっといる夫が受けがちな扱いであろう。
そうとは知らない司之介は、錦織の一生懸命な話「ヘブンさんが真ん中にいるところに私が校長となる。島根の教育はもっともっと素晴らしく他県の追随を許さんものになりますよ」を聞きながら、「いやー校長だけに絶好調」と再び言う。2度繰り返すのは、お笑いの鉄則?
こんなはじまりで、主題歌が呑気(のんき)に聞こえる。
主題歌明け、トキとヘブン(トミー・バストウ)は通りを抜けて、タエ(北川景子)の家に。
まだトキは用心してか、布をかぶっている。
タエの家には勘右衛門(小日向文世)も来ていて、トキと久しぶりの再会を喜ぶ。
布をとれとれと勘右衛門が言うと、ヘブンは障子をぴしゃりと閉めた。
どうやらまだ警戒が解けないらしい。
「大変だったわね もう落ち着いたかしら」とタエに聞かれ、「もうすっかり」とトキは言うが……。
さて、トキとヘブンが訪問した用件は、熊本行きの相談だった。
「私の考えではありませんので」とトキはヘブンに話をさせる。「うまく話せんかったら手助けいたしますけん」となんだか冷たい。トキは熊本行きを了承していないからだ。







