東大に入学してからは、漫画作品『ドラゴン桜2』に情報を提供する東大生チーム「東龍門」を立ち上げ、監修として作品に携わるようになります。そして現在、その経験を経て、彼は同じように「逆転合格」をした東大生たちと株式会社カルペ・ディエムを立ち上げ、全国の学校に行って講演したり、その内容を出版したり、「リアルで『ドラゴン桜』を叶えるための活動」をしています。
「僕は、独りよがりでは何もできないことを浪人生活で学びました。今も東大生と一緒に会社を作って頑張っていますが、衝突することもあります。でも、それはそれでいいと思うんです。2浪していたときと同じように、さまざまな人から多様な話を聞いて、自分の考えもアップデートして、人間として成長していきたいと思います。
『多浪で人生変えられますか?――大学受験と格闘した20人の記録』(濱井正吾、笠間書院)
僕が今活動をしているのも、自分の経験が大きいです。どんな人であれ、何かに対して本気で向き合ったときに、全然違う景色が見えてくることもあるんじゃないかと思うのです。『なれま線』という線の中で留まらずに、なんでもいいから動いてみて、誰かに会ってみて、自分の人生を動かしてみることが大事だと思います。そうやって動いた先に、きっと違う何かが・誰かが待っていることがあるのだと、多くの人に伝えていきたいと思っています」
浪人を通して得た自分の経験を多くの人に伝えようと動き、そのために日々人間性を鍛えている西岡さん。
『ドラゴン桜2』に出てくる受験生「藤井くん」は、かつての西岡さんがモデルです。彼に対して、主人公の桜木先生はこう言います。
「受験は人間性で決まる 自らの人格を磨くことが合格の礎だ」
インタビューを通して西岡さんは、まさにこの言葉を人生の中で大事に抱き、突き進んでいるのだと思いました。







