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多浪したら就職できなくなる、と思っている人は多いだろう。しかし、マイペースな性格ゆえに6浪してしまった「ロクさん」(40代前半)は苦労しながらも大企業に就職し、その後も昇進することができている。自身も9浪した教育ジャーナリストが、本人にインタビューした。※本稿は、教育ジャーナリストの濱井正吾『多浪で人生変えられますか?――大学受験と格闘した20人の記録』(笠間書院)の一部を抜粋・編集したものです。
マイペースゆえに6浪に突入し
両親に呆れられてしまう
「もう6浪にもなって、両親に呆れられていました。私の周囲でも『今更、大学受けていて何回も落ちているらしい。引きこもりらしい』と噂されていたそうです。でも、最終的に自分で稼いだお金で受験費用も大学の費用も出すことを両親に伝えると、最後の一度限りの浪人を条件に認めてくれました」
悲観的に見る周囲とは裏腹に、当時のロクさんは前向きだったそうで、テレビゲームのRPGで経験値を積み上げていっているような錯覚に陥っていたようです。志望校MARCHから変えずにリスタートした1年。この頃には、自分が今まで落ち続けてきた原因も見えてきていたそうです。
「体力がなかったことと、勉強法が非効率的だったことに加えて、模試を受けなかったことも原因でした。5浪目の最初に受けた模試の偏差値が3教科で40しかなくて、全部E判定だったこともあって、その後は怖くなって受けなかったんです。まったく現実を直視できていませんでした」







