「ヤバい、風邪かも…」と思った“その一瞬”が分かれ道!管理栄養士が本当に食べている5つの予防メニュー写真はイメージです Photo:PIXTA

寒さが厳しい季節。気をつけていても、風邪をひいてダウンしてしまうことがあるでしょう。「風邪はひき始めが肝心」と言いますが、「あやしいかも」と思ったときが、回復を早める“チャンス”なのです。(管理栄養士 岡田明子)

鼻や喉の粘膜の材料になる栄養素は?

「なんだかだるい」「喉がイガイガする」「寒気がする」――風邪かな?と思ったら、すぐに対策を取ることが重要です。この段階で無理をしてしまうと、体はウイルスの防御にエネルギーを取られ、回復に必要な余力が不足して、症状が長引きやすくなります。今回は、日々の食事で実践できる「ひき始め」の風邪予防法をお伝えします。

 まずは、取りたい栄養素について解説します。

 風邪の原因であるウイルスは、主に鼻や喉の粘膜から体内に侵入します。つまり、粘膜のバリア機能が整っているかどうかが最初の分かれ道です。

 鼻や喉の粘膜を守る作用があるのがビタミンA。緑黄色野菜、卵、乳製品、うなぎなどに含まれます。粘膜の材料になるタンパク質も、毎日しっかり取りましょう。肉、魚、卵、豆腐・納豆、乳製品などが代表選手です。

 タンパク質は、侵入したウィルスに対抗する免疫細胞(白血球など)の材料にもなります。

 体の防御反応を支えるビタミンCや、酸素や栄養を運ぶ血液の材料になるも意識して食事から取り入れたい栄養素です。

 ビタミンCはキウイ、いちご、柑橘、パプリカなど、鉄は赤身肉、カツオ、貝、ほうれん草などに含まれます。

 だるさの原因になりやすいエネルギー不足を補うために、ビタミンB1も有効です。含有量が多い食材が豚肉、大豆、胚芽米などです。

 ポイントは「どれか一つを大量に」ではなく、少しずつでも組み合わせて取ることです。たとえば、ビタミンCは鉄の吸収を助けるなどの相互作用も期待できます。