どうしても心がついてこない日、ありませんか?
仕事や家事はできる。だけど心が追いつかない。
この連載では『メンタル養生』の著者で、京都の人気鍼灸師「すきさん」(本名:鋤柄誉啓 すきから・たかあき)が、たくさんの人の心の状態を見てきた経験と、東洋医学の知恵をもとにした、心がラクになるヒントをお伝えします。あたたかくて、ためになるメッセージはきっと心をほぐしてくれるはずです。

「それ、やってるかも…」実は疲れてる時に、やってはいけない「ある食べ方」とは?Photo: Adobe Stock

悩みは、消化機能と関連してる

 メンタルが疲れているときは、そもそも食欲がわかなかったり、思ったより食が進まなかったりします。東洋医学では、「消化と吸収」は、「思考や悩み」と関連していると考えられています。

 つまり、心がくたびれると、消化も回りにくくなるのです。

 目安になるサインは小さなところに現れます。

・食後の強い眠気や重だるさ
・げっぷやおなかに張り感がある
・舌のコケが厚く白っぽい

 こういうときは、「入れる量」を控えめにして「巡らせること」を優先したいタイミングです。

出されたものを全部食べなくていい

 具体的には、「少なめ」「やさしめ」「ゆっくり」を意識します。

 温かい汁物やおかゆ、やわらかく調理した穀類と消化にやさしいたんぱく質(豆腐・白身魚など)を少量から。よく噛み、途中で1度箸を置いて呼吸を整えるだけでも、みぞおちのつかえがやわらぎやすくなります。

 おなかの働きが順調だと、栄養が頭まで軽やかに届き、考えも自然と整います。

「残しては失礼だから」と無理に詰め込むと、かえって流れが滞りがちです。

 食事はあなたを回復させるためにあります。残すことも養生になることを覚えておいてください。

(本記事は、『メンタル養生』から一部抜粋・編集したものです。)