どうしても心がついてこない日、ありませんか?
仕事や家事はできる。だけど心が追いつかない。
この連載では『メンタル養生』の著者で、京都の人気鍼灸師「すきさん」(本名:鋤柄誉啓 すきから・たかあき)が、たくさんの人の心の状態を見てきた経験と、東洋医学の知恵をもとにした、心がラクになるヒントをお伝えします。あたたかくて、ためになるメッセージはきっと心をほぐしてくれるはずです。
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なぜ、孤独の感じ方は異なるのか?
孤独というのは不思議なものです。1人きりで寂しいと感じることもあれば、逆に気楽だと感じることもあります。
その感じ方は、受け手であるあなたの心の状態によって変化します。
だからこそ、孤独そのものを考えたり、なくそうとしたりするよりも、孤独を感じている「今のあなた自身」に目を向けるほうが、近道なのかもしれません。
孤独をポジティブに感じる時
孤独を心地良いと感じるとき、あなたのメンタルは能動的な状態にあります。
このとき関係している心の動きは、たとえば「喜(ウキウキ)」や「怒(イライラ)」といった気持ちです。
楽しみな予定があるときや、やるべきことに集中しているときは、1人でいるかどうかはあまり気にならないのではないでしょうか?
そんなとき、1人でいることは余白として機能します。
孤独をネガティブに感じる時
一方で、孤独を悲しく感じるとき、あなたのメンタルは受動的な状態に傾いています。
外からの刺激に揺さぶられやすく、このとき関係している心の動きは、「憂(シクシク)」や「恐(ソワソワ)」です。
だれかと一緒にいても、周囲のことばかり気にしていると、次第に心が空虚になり、自分の存在があやふやに感じられ、居場所のなさを意識してしまいます。
「恐」は孤独というより、孤立に近い状態で、1人でいることに不安を感じてしまっている場合です。
孤独を「良し悪し」の物差しで測ろうとすると、対応を誤りがちです。
心と体の感じ方の違いだと考えて、養ってみてください。「気」が巡って整ったら、孤独も悪くないと感じられますよ。
(本記事は、『メンタル養生』から一部抜粋・編集したものです。)





