1月の米インフレ率、急上昇しそうなわけ米消費者物価指数は昨年、1月の上昇率が他のどの月に比べても大きかった
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 米国の1月の物価統計は13日に発表される予定で、コンセンサス予想では米消費者物価指数(CPI)は前月比0.3%の緩やかな上昇となり、年率の上昇率は2.5%に伸びが鈍化すると見込まれている。

 だが、ウォール街では不愉快なサプライズを警戒する反応が多い。ここ数年、米国の1月の物価上昇率は比較的高めに出る傾向がある。さまざまなモノやサービスのコストを追跡するCPIは昨年、1月の上昇率が他のどの月に比べても大きかった。同じことは2023年にも起きた。2024年は、1月のインフレ率が最も高くはなかったが、それに近い水準だった。

 仮に今年も同様の結果となれば、ドナルド・トランプ米大統領が発動した 関税を企業が消費者に転嫁 している証拠とみなされるだろう。今年も同じような動きとなる可能性を理由に、 さらなる利下げ には慎重であるべきだと主張する連邦準備制度理事会(FRB)当局者もいる。

 しかし予想を上回る結果が出れば、それは統計の算出方法の癖に起因している可能性もあり、このため1月の数値の解釈はとりわけ難しくなるだろう。

年初は値上げに適切な時期だ。スポーツジムや配信サービスは契約料金を値上げし、小売店はホリデーシーズンに割り引いていた価格を元に戻す。

 CPIをまとめる労働省労働統計局(BLS)は、毎年繰り返されるパターンを取り除くため、結果の季節調整を行う。言い換えると、物価がいつも1月に上昇するのであれば、それが季節調整後のCPIに表れるはずはない。