元FRB理事のケビン・ウォーシュ氏 Photo:Bloomberg/gettyimages
ようやく次期FRB議長候補が決定
ウォーシュ氏とはどんな人物か
米連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長候補として、元FRB理事のケビン・ウォーシュ氏が指名された。ウォーシュ氏は過去に“タカ派的”とされる発言が多く見られたため、やや意外感のある指名となったが、市場は概ね好感をもってこれを受け止めているようだ。
正式決定には議会での承認が必要だが、以下ではウォーシュ議長を前提として、マーケットにどのような含意があるか検討してみよう。
ウォーシュ氏は現在55歳。スタンフォード大、ハーバード大ロースクールを卒業後、モルガンスタンレーでM&A(企業合併買収)に携わり、その後ブッシュ政権で経済政策のアドバイザーに就任した。
2006年には35歳の若さでFRB理事に就任し、2011年に退任した後はヘッジファンド業界を代表する大物投資家、スタンレー・ドラッケンミラー氏のもとでパートナーとして働いた。その後、保守系シンクタンクのフーバー研究所の客員フェローなどを務めている。
ウォーシュ氏は、金融市場や金融政策に精通したプロフェッショナルで、コミュニケーション能力にも非常に優れているとされる。一言でいえば、経験、知識、そして能力面では申し分のない人物だ。







