SQ5には、走りのよさを想起させるスタイリッシュな5ツインYスポークアルミを標準装備。リア回りは、2代目と違ってマフラーエンドを強調したデザインに回帰した。またリアウィンドウプロジェクションライトを、アウディとして初採用したのもハイライト。これはブレーキ時にリアウィンドウ上部にあるルーフスポイラーの下にグラフィックを投影。ブレーキライトの面積を広げて警告表示を強調することで後続車への注意を促すアイテムである。

 インテリアはモダンで先進的にイメージを一新した。A5と同様に大きく印象を変え、オプションの助手席前のディスプレイも含め、画面に囲まれているような感覚だ。最新のコネクティビティとインフォテインメントシステムを統合したデジタルステージの搭載は3代目の大きな注目ポイント。ファインナッパレザーシートなどをセットしたラグジュアリーパッケージ(71万円)を装着した試乗車の質感は高く、いかにもプレミアムSUVらしい。

 実用性も高い。荷室はスポーツバックでも十分な広さが確保されていて、リアシートはリクライニングだけでなく、前後スライドも可能。必要に応じて荷室容量を増やしたり後席乗員の快適性を増すことができる。スポーツバックは後席ヘッドルームが従来よりも広くなり、身長172cmのパッセンジャーが座っても頭上にコブシが縦に入るほど余裕があった。

スポーティにして快適。豪快で意のままの走り
アクティブとラグジュアリーの見事な融合

 SQ5の走りは別格だった。2LのTFSIとTDIの最高出力がともに150kW(207ps)なのに対し、SQ5には、最高出力270kW(367ps)、最大トルク550Nmを誇る可変タービンジオメトリー(VTG)付きターボチャージャーを備えた3L・V6 TFSIエンジンを搭載。

 実際にドライブすると、速さと力強さは圧巻といえるほどの水準にある。アクセルを踏み増したときの中間加速と伸びやかな吹き上がり、そしてV6らしい重厚なエンジンサウンドが印象的だ。さすがは0→100km/h加速が4.5秒の実力車である。ちなみに2LのTFSIは7.2秒、TDIは7.4秒だ。