全然気分が上がらない。やりたいこともとくにないし、毎日ただ仕事をしているだけであっという間に1日、1週間、1カ月が過ぎている。仕事はきついが、他にやりたいことがあるわけでもない。「私の人生、このままでいいのか?」――そんなふうにふと、人生を立ち止まりたくなった人におすすめの本があります。書籍『人生アップデート大全――停滞した自分を変える66の習慣』(池田貴将著)は、「世間から見た成功」ではなく「自分にとっての成功」を軸に、1度きりの人生を心から満足のいくものにするための1冊です。本書の発売を記念して、本書より一部抜粋・再編集して紹介します。
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服装を変えて、気分を切り替える
簡単に心を切り替えたいとき、「勝負服を着る」というテクニックがあります。
心の中がぐちゃぐちゃになっていると、何もかもがどうでもよくなることがあります。
やけ食いをしたり、やけ酒をしたり、散らかしたり、浪費したり……。
そうしたときに、気分や思考を切り替えようと思ってもなかなかうまくいきません。
そんなとき、服装を変えることで「モード」を変えるのです。
白衣を着るだけで頭がさえる
アメリカの心理学者アダム・ガリンスキーらが行った「エンクローズド・コグニション(Enclothed Cognition)」と呼ばれる有名な心理実験では、「白衣を着るだけで頭がさえる」という結果が示されています。
さらに「これは医師の白衣です」と説明されただけで、注意力が上がったという報告もあります。つまり、「服に込められた意味」が、思考の働きをよくしたということです。
また、別の研究では、スーツなどフォーマルな服を着ると、「思考が大局的になる」との実験結果があります。戦略や交渉の場面で有利に働くようになるそうです。
服装は気分・思考を切り替えるスイッチ
このように、服はただ“見た目”を変えるだけではなく、心理状態や思考の枠組みを切り替えるスイッチになるのです。
ちなみに、私は気分が乗っているときは服装をほとんど気にしません。
心地よさだけを優先して、近所のカフェにもスウェットで出かけます。
けれど、悶々として気分が沈んでいるときほど、あえて“勝負服”に着替えて外に出ます。
まるで大事なアポイントに出かけるような装いで向かい、服装と場所の力を借りて一気にスイッチを入れるのです。
たった1時間でも、服を変えるだけでモードが切り替わり、仕事が進めば流れに乗れる。
そして、いったん流れができてしまえば、あとは自然とうまく回り始めるのです。
(本原稿は『人生アップデート大全』の一部抜粋・加筆を行ったものです)










