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成功者が習慣的を取り入れていることから、多くのビジネスパーソンに注目されている、瞑想。集中力が高まる、ストレスが軽減するなどの効果があることは一般的に認識されているが、実はそれだけではない。瞑想がもたらす、知られざる効果を医師が解説する。※本稿は、精神科医の久賀谷 亮『最高の脳リカバリー法 からっぽ瞑想』(エクスナレッジ)一部を抜粋・編集したものです。
瞑想することで
痛みが緩和される
意外かもしれませんが、マインドフルネスが医療現場にとり入れられ始めた最初の分野はうつや不眠といった「メンタルの不調」ではなく、実は“痛み”の治療だったのです。具体的には、慢性腰痛や片頭痛の患者に対して瞑想を応用したのが、その始まりです。
なぜ、マインドフルネスが痛みに効くのか?そこには、脳科学的な根拠があることが分かっています。
ウェイクフォレスト大学(アメリカ)の研究では、マインドフルネスに基づく瞑想を行うことで、脳の「前頭葉」、「前帯状皮質膝下部」、「前頭皮質」など、痛みに関連する脳領域に影響することが判明。結果、痛みに過剰に反応しにくくなることが分かったのです。
つまり、瞑想は単なる「気休め」や「リラックス」で痛みを軽減しているわけではなく、脳の神経メカニズムに働きかけることで、痛みを軽減しているということが確認されました。
また、瞑想で働きかけた脳領域は、感情・評価・注意の調節に関わる領域でもあります。私たちは痛みを「来るな、来るな」と構えるあまり、実際以上に痛みを強く感じてしまう傾向がありますが、瞑想はこの“痛みの盛り付け”を減らしてくれます。シンプルに感覚を受け止める状態へと導いてくれることでも、痛みの緩和に役立っているといえるでしょう。







