窓の外は、しくしくと雨。うっとしい天気だ。雨が降っているのにもかかわらず、むしむし。首筋にたらーりと汗。
満員電車に乗ると、スマホをいじっていた若い女性が露骨に嫌な顔を向ける。汗臭いのかな?まさか加齢臭?
これから暑くなる。歩くたびに汗でワイシャツはびしょびしょだ。自分でも気持ち悪いのに、身動きしようのない混雑した電車の中で若い女性に自分の汗が降りかかろうものなら、身体を汚したと傷害罪?で訴えられかねない。
ああ、こんな嫌な思いをしても働かないといけない。朝、起きると、毎日がブルー・マンデー状態。どうにも動きたくない。栄養ドリンクを飲もうが、体操しようが、ダメなものはダメ。
体調が思わしくなくても、気候が悪くても、評価されてさえいれば、なんとかベッドを離れて、会社に行くことができるが、評価されていなければ、もはやどうしようもない。
評価されていなければ、やる気が起きない。人生の停滞期だ。
誰にもこんな時期がある。停滞期のない人はいない。そこをどう過ごすかで、次のステージが決まってくる。
停滞したら「休む」に限る
銀行に勤務していた頃、すごい話を聞いた。私が勤務していた第一勧銀(現みずほ銀行)は、合併銀行だったのでいつも派閥争いをやっていた。旧第一銀行と旧勧業銀行とで。
その人は、旧第一銀行の出身だったのだけれど、どうにも仕事のやる気がなくなってしまった。意欲減退の停滞期に入ってしまった。理由は、派閥争いに巻き込まれ、そのあまりのくだらなさにげんなりしてしまったのだ。
サラリーマンをやっていると、まわりのくだらなさに自分を合わせているうちに、とことん疲れてしまうことがあるが、そういう状態だ。