
第60回
其の59「論語」を読む。「歳寒うして……」 時代の波に乗れないと感じている人へ
江上 剛
時代の波に乗れないと感じている人は多い。だが、孔子もまた時代の波に乗れなかった。「歳寒うして……」という言葉には、自分を貫き通して生きて行…
2014.2.4
作家・江上剛氏は、その人生で2回も当局による強制捜査を経験した。その逆境にあって、心を支えくれたのが、「聖書」「論語」「孫子」などの古典の言葉である。ビジネス界に身を置けば、さまざまな逆風にされされることも多い。どんな逆境にあっても、明るく前向きに生きる江上剛氏が、柔術ならぬ“剛術”で古典を読み解き、勇気と元気の“素”を贈る。
第60回
江上 剛
時代の波に乗れないと感じている人は多い。だが、孔子もまた時代の波に乗れなかった。「歳寒うして……」という言葉には、自分を貫き通して生きて行…
2014.2.4
第59回
江上 剛
景気が回復し、企業の業績も大幅に改善している。では、企業の富は何によってもたらされているのだろうか。それは社会と社員という「天」から与えら…
2014.1.21
第58回
江上 剛
「論語」がブームだそうだ。論語の魅力は、一言で言うと色々欲望もあってそうならない人間が反省している言葉がいっぱいだからだ。人生転ぶことの方…
2014.1.7
第57回
江上 剛
韓国の大学生の就活は悲惨だ。誰もがサムスンをめざし、「負けたら死ぬ」覚悟で就活に臨んでいる。しかし日本には多くの良質な会社がある。焦って小…
2013.12.24
第56回
江上 剛
「みずほ銀行はなぜあんなに見事に墓穴を掘ったのだろうか?」と、ある一流の経営者から質問を受けた。みずほの例を見るまでもなく、水滸伝・宋江の…
2013.12.10
第55回
江上 剛
熱心な読者から「交渉術」について書いてほしいと頼まれた。取引先や職場での人間関係に悩んでいるのだ。私は水滸伝の主人公・宋江こそ、最高の交渉…
2013.11.26
第54回
江上 剛
今回のみずほ銀行問題が混乱した原因の一つは、優秀な情報官、すなわちインテリジェンス担当がいなかったことが挙げられるだろう。企業の情報官と言…
2013.11.12
第53回
江上 剛
水滸伝は、中国という大企業を舞台にしたゴマスリ役員と部下に慕われる役員との覇権争いの物語でもある。そして勝つのは、ゴマスリ役員だ。だが、会…
2013.10.29
第52回
江上 剛
水滸伝で宋江の参謀として活躍したのは呉用という人物がいる。時に宋江を励まし、常に冷静で、最後まで欺くことがなかった。もしあなたが自分を参謀…
2013.10.15
第51回
江上 剛
みずほ銀行で暴力団に対する融資が発覚した。第一勧銀総会屋事件で反社会勢力と対峙した身としては残念でならない。なぜ歴史は繰り返すのか。そこに…
2013.9.30
第50回
江上 剛
中国の有名な伝記小説「水滸伝」は、ある意味で「論語」的世界を体現しているように思える。私が気に入っているのは、宋江と李逵の物語だ。サラリー…
2013.9.17
第49回
江上 剛
世間からブラック企業と叩かれている企業の理念集を読んだ。なんと最初に孔子の言葉が出ている。一見解説は間違っていないように見えるが、経営者の…
2013.9.3
第48回
江上 剛
今、毎月アジア各国を取材している。つくづく感じるのは日本企業は人を育てるのがヘタクソだということだ。国内でも「追い出し部屋」や「ブラック企…
2013.8.20
第47回
江上 剛
先日、ビジネス書を作っている編集者と飲んだら、「最近、コミュニケーション本が流行っている」という。阿川さんの『聞く力』は読んでいないけれど…
2013.8.6
第46回
江上 剛
聖人君子の孔子も女性に関しては一言しか述べていない。聖人をもってしても男と女の関係について教訓を述べるのは難しいということだろう。他の古典…
2013.7.23
第45回
江上 剛
窓の外は、しくしくと雨。会社では評価されずやる気が起きない。そんな時にはどうするか。思い切って休む。会社は休み明けのあなたの「賢才」を、き…
2013.7.9
第44回
江上 剛
現在は、採用面接のシーズンだ。私のつたない経験を紹介しつつ、論語とともに考えてみよう。ポイントは、その会社が若いか、そうでないか。さらに、…
2013.6.25
第43回
江上 剛
リーダーは大別すると情のリーダーと非情のリーダーに分けられだろう。孔子は情に重きを置くが、求められるのは「徳」だと言う。では、その徳を支え…
2013.6.11
第42回
江上 剛
政治家が、その言葉で失敗したり、問題をおこすことは古今、数多い。最近の日本でも、安倍首相、猪瀬東京都知事、そして橋下大阪市長がその発言を問…
2013.5.28
第41回
江上 剛
安倍首相が活発な外交を展開し、成果を収めつつあるように思える。優先順位は間違っていない。何をやってもうまくいっている時こそ、『君たること難…
2013.5.14