熱心な親が情報収集すると、講師よりも学校情報や受験情報に詳しいという時代になりました。そういう時に、プロとしての観点から的確なアドバイスができないと受験校選びや併願作戦で失敗して残念な結果ということにもなりがちです。
最近、生成AIを使った入試問題分析の資料を見ました。もちろん間違ってはいないものですが、指導の参考になる部分は皆無でした。生成AIは私も活用しますが、教え子の合否を分けるのは、その先のアナログな研鑽であると思います。
何より勉強不足の講師が、生徒に勉強しろと言っても説得力がありませんし、子どもたちはそのあたりのことはしっかりと見抜いています。
「危ない塾」の見極め方(5)
面談の中身が「オプション講座の勧誘」ばかりになっていないか?
通常授業の月謝に12カ月をかけた数字と、年間に払う実際の金額があまりに違いすぎるのが「中学受験塾の闇」といえる部分です。
生徒数が減っている塾は、オプション講座という名目で一人の生徒から多額の金額を取ろうとしているかもしれません。保護者会や面談の中での話が、生徒の成績や志望校の話よりもオプション講座の勧誘の時間が長いようだと要注意です。
せめて「みんなが取っている講座だから」ではなく、「〇〇君にとって、志望校の合格のためにこのような効果があります」という説明をするのが、最低限の誠実さではないでしょうか。
また、年間に追加の費用があるのなら、入塾時にだいたいこれぐらいの金額がかかりますという説明があるのが一般企業の感覚だと普通だと思います。
講師が、生徒数増加や講座取得のノルマに追われているようでは、目の前の指導に曇りが出てしまうのではと思います。そして、前述したように、講師のそうした姿勢を子どもたちは見抜いています。
志望校と同じように
「わが子にあった塾」をじっくり選ぼう
志望校を決める際には、学校見学や説明会に行って「わが子にあった学校」を探されると思います。塾についても、ホームページやチラシに出ている数字や近所の方のうわさだけではなく、実際に現地に足を運ばれて、できれば教室長や講師の力量や人柄なども参考にして塾選びと塾替えのヒントにしていただくと良いでしょう。
本人にあった塾を探してあげることが、中学受験の親の役割の非常に大きな部分を占めます。この春に、良い出会いがありますことをお祈りいたします。







