「30代前半」の中央値は550万円
年齢が上がると給与格差は拡大
はじめに、年齢を軸に、年収分布がどのように変化していくかを見てみます。図1-1は、ITエンジニア全体の年収レンジを世代ごとにまとめたものです。
横軸は年代を表し、20代前半・後半、30代前半・後半、40代前半・後半、50代前半のグループで並んでいます(注1)。
同書より転載 拡大画像表示
折れ線グラフは、各世代における年収分布のパーセンタイルを表し、上から上位5%(20人に1人)、上位10%(10人に1人)、上位25%(4人に1人)、中央値(ちょうど真ん中)、下位25%、下位10%のITエンジニアが得ている年収を表しています。
上位25%~下位25%の間に、その世代の半数のITエンジニアが属しています。
たとえば「30代前半」の中央値は550万円、下位25%は430万円、上位25%は700万円、上位5%になると960万円です。全体を見ると、年齢が上がるほどレンジの開きが大きくなるのが特徴的です。こうした差は、結果的に生涯年収でも大きな差を生むことになります。
ここでぜひ、ご自身の年収がどこに位置するか見比べてみてください。あなたは同世代の中で上位何%ぐらいに当てはまりそうでしょうか?
30代後半までに
年収1000万円を目指すには?
「30代のうちに年収1000万円」を目標に掲げる方とも度々お会いしますが、実際にはどのくらいの昇給ペースが必要なのでしょうか。
ここでは試算の一例として、20代後半で年収450万円(=中央値)のITエンジニアが、約10年後の30代後半で約1075万円(上位5%)に入りたい場合を考えてみましょう。
(注1)50代後半以降はサンプル数が十分でないため非公開。本データは転職サービス「Forkwell」に登録しているITエンジニアを対象に集計しているため、Web/SIer業界の方が多く、ITコンサルティング業界や組込み系などのITエンジニアが含まれる比率は、市場全体に比べて少ないほうに偏っています。大まかな参考値としてご覧ください。







