◆「なぜ彼女はぼんやりしてるの?」→読解力アップのコツ・ナンバー1の答え
高校にも塾にも通わず、完全独学で東大にほぼトップ合格!『成績アップは「国語」で決まる! 偏差値45からの東大合格「完全独学★勉強法」』(ダイヤモンド社)は、中3で東大合格を宣言し、偏差値45から完全独学で大逆転を遂げた著者の“驚異の勉強法”を全公開。「国語力」を軸に全科目を伸ばし、読書や四コマ漫画、恋愛ゲームまで活用して、コスパ・タイパよく学力を高める超実践的な1冊をもとに解説する。

「まさか…」大人も唸る中学生向けテスト! 国語の得意と苦手を分ける「思い込みの罠」とは?Photo: Adobe Stock

いざ実践! 大人も唸る「良問」に挑戦してみよう

「仮説」→「検証」の重要性がわかる良問があります。下記は中学生向けの問題ですが、注意深く読まないと大人でも解くのが難しいと思います。

【例題】すれ違う心。優花の本当の気持ちとは?

高校二年生の優花は、今年も文化祭のクラス委員を引き受けることになった。誰も名乗り出なかったので、「去年もやったし、とりあえず優花に」という流れで決まってしまったのだ。優花は「別にいいよ」と曖昧に返事をしただけで、その後も打ち合わせの場ではぼんやりしているばかり。実は、去年の文化祭では優花のクラスはうまく進まなかったらしい。そのせいで彼女は、あまり乗り気になれないのかもしれない、とわたしも思っていた。

文化祭を目前に控えたある朝、わたしは準備が思うように進んでいないことが気がかりになり、始業前に少しでも作業しようと早く学校へ向かった。グラウンドを横切って教室へ行く途中、教室の前に明かりがついているのが目に入った。ドアをそっと開けてみると、中では優花が一人、黙々と文化祭の装飾をつくっていた。思わず声をかけると、優花は少し驚いた様子で顔を上げて、こうつぶやいた。

「ほんとはさ、文化祭っていっても、私が出る幕なんかないんだよね。他の人たちのほうが、よっぽどすごいし……」

わたしは、「そんなことないよ。みんな、優花のことを頼りにしてると思う」と伝えた。

すると、優花はうつむきながら小さくうなずき、「そうか、私がやるしかないよね……」と、ほとんど聞こえないくらいの声で答えた。その目には、それまでになかった光が差していた。

問題 優花の気持ちはわたしの「みんな、優花のことを頼りにしてると思う」というセリフによってどのように変化したでしょうか?